2010年5月7日金曜日

男はつらいよ

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この項目では、「男はつらいよ」全般について記述しています。映画第一作目については「男はつらいよ (映画)」を、各作品の解説については「男はつらいよ#映画シリーズ一覧」をご覧ください。


京成金町線柴又駅前にたつ、車寅次郎の銅像『男はつらいよ』(おとこはつらいよ)は、渥美清主演、山田洋次原作・監督(一部作品除く)のテレビドラマおよび映画である。テキ屋稼業を生業とする「フーテンの寅」こと車寅次郎が、何かの拍子に故郷の葛飾柴又に戻ってきては何かと大騒動を起こす人情喜劇シリーズ。毎回旅先で出会った「マドンナ」に惚れつつも、失恋するか身を引くかして成就しない寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描く。主人公の名前から、作品自体も「寅さん」と呼ばれることが多い。

目次 [非表示]
1 概要
2 映画概要
3 エピソード
4 登場人物
4.1 レギュラー
4.2 準レギュラー
4.3 サブキャラクター
5 映画シリーズ一覧
5.1 未撮影作品
5.2 シリーズのロケ地
5.3 寅次郎花へんろと虹をつかむ男
5.4 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇
6 有名なシーン・セリフ
6.1 有名なシーン
6.2 有名なセリフ
7 主題歌
8 テレビ版
8.1 経緯
8.2 放送とその後
8.3 映像の現存状況
8.4 出演者
9 アニメ版
9.1 キャスト
9.2 スタッフ
10 関連番組
11 本作をもとにしたキャラクターが登場する作品
12 脚注
13 関連項目
14 外部リンク
14.1 公式サイト
14.2 関連サイト
14.3 研究サイト

概要 [編集]
1968年 - 1969年に、フジテレビが制作・放送したテレビドラマが最初である。このテレビ版のヒット、最終回で寅次郎がハブを取りに行こうとして、逆にハブにやられ、毒が回り死んだと言う結末が視聴者から多数の抗議が殺到して、映画化につながった。

映画シリーズは、松竹によって1969年(昭和44年)から1995年(平成7年)までに全48作が、1997年(平成9年)に特別編1本が製作された。なお、第1作は1969年6月には完成していたらしいが、一時お蔵入りとなり、8月になってから上映された。

山田洋次が全48作の原作・脚本を担当。第3作、第4作を除く46作を自ら監督した。第3作の監督は森崎東、第4作は小林俊一である。第5作を山田が再び監督し、シリーズを完結させる予定であったが、あまりのヒットに続編の制作が決定した。

以降、全作品がヒットして松竹のドル箱シリーズとなり、30作を超えた時点で世界最長の映画シリーズとしてギネスブック国際版にも認定された。ただしこれは作品数においてであり、年数では『ゴジラ』シリーズの方が長い。渥美の死去により、1995年に公開された第48作『寅次郎紅の花』をもって幕を閉じた。その後、ファンからのラブコールが多かったとの事で、『寅次郎ハイビスカスの花』を再編集し、新撮影分を加えた『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』が1997年に公開された。また渥美の死により、第49作および本来の最終作となるはずだった第50作が未撮影になった。


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注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


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映画概要 [編集]
男はつらいよ

渥美清演じる車寅次郎
監督 山田洋次(一部作品除く)
出演者 渥美清、倍賞千恵子、前田吟、
太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎など
配給 松竹
上映時間 1969年 - 1995年
製作国 日本
言語 日本語
表・話・編・歴

主人公、「フーテンの寅」こと車寅次郎は、父親、車平造が芸者、菊との間に作った子供。実母の出奔後父親のもとに引き取られたが、16歳の時に父親と大ゲンカをして家を飛び出したという設定。第1作は、テキ屋稼業で日本全国を渡り歩く渡世人となった寅次郎が家出から20年後突然、倍賞千恵子演じる腹違いの妹さくらと叔父夫婦が住む、生まれ故郷の東京都葛飾区柴又・柴又帝釈天の門前にある草団子屋に戻ってくるところから始まる。

シリーズのパターンは寅次郎が旅先や柴又で出会うマドンナに惚れてしまい、マドンナも寅次郎に対して好意を抱くが、それは多くの場合恋愛感情ではなく、最後にはマドンナの恋人が現れて寅次郎は振られてしまう。そして落ち込んだ寅次郎が正月前、もしくは盆前(即ち正月、盆がテキ屋は書き入れ時)に再びテキ屋稼業の旅に出て行くという結末で一貫している。

『寅次郎夢枕』の千代や、いわゆる「リリー三部作」[1]のリリーなどのように、寅次郎に恋愛感情を持ったマドンナもいたが、この場合は、寅次郎の方が逃げ腰になり、自ら身を引く形となっている。また、マドンナと「うまくいっている」と誤解している時点で、寅次郎が柴又に帰り、さくら達にマドンナとの楽しい体験を話す場面は、渥美清の語りは落語家のような名調子で、スタッフやキャスト達は「寅のアリア」と呼んでいた。

第42作以降の4作品は、寅次郎の相手となる通常のマドンナに加え、さくらの息子満男(吉岡秀隆)が思いを寄せる泉(後藤久美子)がマドンナとして登場するようになり、寅次郎が満男のコーチ役にまわる場面が多くなっている。渥美が病気になり快活な演技ができなくなったため、満男を主役にしたサブストーリーを作成、満男の恋の相手が必要になったため、当初は予定されてなかった泉が登場することとなる。山田監督の話によれば第49作で泉と満男を結婚させようと考えていたらしいが、渥美の死去により幻になった(『紅の花』で泉の結婚式を妨害し、結婚式を中断させたのは結婚への伏線であったとも考えられる)。


柴又帝釈天レギュラーとして登場する人物は、寅次郎、さくらのほか、さくらの夫・諏訪博、草団子店を経営する叔父・竜造と叔母・つね、博が勤務する印刷会社「朝日印刷所(第一作、第二作のみ共栄印刷)」の社長で寅次郎の幼馴染・タコ社長こと桂梅太郎(第六作のみ堤梅太郎)、帝釈天の御前さま、寺男で寅次郎の舎弟・源公などがいた。マドンナとして複数回登場した女優もいるが、リリー、泉、歌子(吉永小百合)以外は、別人の役で出演している。おいちゃんこと叔父・竜造役は初代が森川信、2代目は松村達雄、3代目は下條正巳が演じた。その他、毎回役柄は違うものの、サブキャラクターとしてレギュラー出演する俳優も多く存在した。

青年時代に、実際にテキ屋体験がある渥美ならではの見事な口上も、ファンの楽しみであった。また、このシリーズは原則としてお盆と正月の年二回公開されたが、お盆公開の映画の春から夏への旅は、南から北へ、正月公開の秋から冬への旅は、北から南へ旅することが多かった。画面に映し出される日本各地の懐かしい風景が、シリーズの魅力の一つでもある。

なお、第48作まで一貫してエンドロール表示は設定されず、出演キャストや製作スタッフ等の字幕表示はオープニングでされた。

エピソード [編集]
この記事に雑多な内容を羅列した節があります。事項を箇条書きで列挙しただけの節は、本文として組み入れるか整理・除去する必要があります。(2009年7月貼付)

当初は興行成績よりも評価が優先している傾向があり、不動の大ヒットシリーズとなったのは第5作あたりからである。
御前様役を演じていた笠智衆は、第45作終了直後に亡くなっている。しかし、御前様の娘・冬子役としてかつて出演していた光本幸子が第46作で久々に出演、さくらと冬子が二人で御前様の近況の会話をする描写があるほか、さくらが源公に「御前様お元気?」と聞くシーンもあり、笠が亡くなっても、御前様は健在であるという設定になっている。
オープニングテーマの前に始まる、寅次郎が旅先で見る様々な夢は、全撮影の最後に撮影されている。夢のシーンは『科学者の寅次郎が怪獣を倒す』等の本編とは全く関係のない話が多い。なお、出演者には直前まで内容は秘密にされていたという。
山田洋次が柴又を知ったのは、『下町の太陽』を監督する際、作家の早乙女勝元に教授してもらうために早乙女宅を訪問。早乙女宅からすぐそばにあった帝釈天を、案内されたのが切っ掛けである。
フジテレビで、登場人物を動物に置き換えたテレビアニメ版『フーセンのドラ太郎』が放送された。また、TBSでもテレビアニメ版が放送され、映画シリーズに出演したことがある岡本茉利がさくら役になっている。それぞれ制作会社も制作時期も異なり、関連性はない。
源公役の佐藤蛾次郎は、第8作のみ、交通事故にあったため出演していない。
寅次郎の名は、映画監督の斎藤寅次郎にちなむ。
映画の舞台に使用した柴又の団子屋が、実際に「とらや」に屋号を変更した。このため、作中の「とらや」の屋号は、第40作から「くるまや」に変わる。
柴又の店舗で撮影されていたのは第4作までで、それ以降は松竹大船撮影所のセットである。
出川哲朗は若手時代に、第37作、第39作の2本にチョイ役で出演している。第37作では台詞も一言だけある。本人のコメントによると、撮影現場で渥美清に「君は普段何をしてるのかね?」と尋ねられたという。
第46作には、本作と同時上映として製作されていた『釣りバカ日誌』の主人公である、西田敏行演じるハマちゃんがカメオ出演している。釣具を背負ったハマちゃんが釣りに向かう途中、くるまやの前を通って、おばちゃんと会話を交わすというもので、松竹の二大シリーズ間でスター・システムを取り入れている。
2001年(平成13年)8月4日、奇しくも渥美清の5回目の命日に、柴又八幡神社古墳において帽子や顔の輪郭などが「寅さん」にそっくりの埴輪が出土した。現在は複製が寅さん記念館に展示してある。このことは、フジテレビのバラエティ番組『トリビアの泉』でも紹介された。考古学者によると、この埴輪は6世紀のものであるといい、この埴輪を見た山田監督は驚いたという。新聞で紹介された時は「君は寅さんのご先祖様かい?」という見出しがついた。
さくらと博が住む川沿いの家は、毎回同じではなく変わっている。
正月映画としての公開が毎年の恒例だったことから、「寅さん」は冬の季語にもなっている[2]。
長野県小諸市には、寅さん会館という、寅さんの記念館がある。
京成電鉄は初回より撮影に協力。日本で初めて鉄道施設内での撮影を可能とした。
渥美の死去により、2代目寅さんの誕生が噂され、片岡鶴太郎や西田敏行らが候補とされた。これは噂の域にとどまらず、実際に報道もされたが、「寅さん=渥美清」という山田監督の意向もあってお蔵入りとなっている。1996年・1997年には、本シリーズに代わる新たな松竹正月映画として、西田主演、山田監督、寅さんファミリーと呼ばれる常連出演者勢ぞろい、男はつらいよとほぼ同じスタッフが参加した『虹をつかむ男』が公開された。しかし。その後の松竹の看板正月映画は、1988年から2009年まで続いた、西田主演で山田洋次が脚本家としても携わる『釣りバカ日誌』シリーズに受け継がれることとなる。
全48作中9作がキネマ旬報・ベストテンに入選している。同ベストテンでは、『仁義なき戦い』等の例外を除くと、プログラムピクチャーシリーズ(『駅前』『社長』『若大将』など)やその他時代劇も含め、シリーズ物の映画はほとんど無視される傾向がある。それから考えると、評価の高さが伺える。
特に、ブラジルのサンパウロ市にある日本人街「リベルダージ」の映画館では、1990年代に至るまで最新作が毎作上映されていた。なお、ブラジルの法律で「8歳以上指定作品」となっていた。
また、同じく1990年代までは日本航空の機内で最新作が上映されていた。
北朝鮮の金正日総書記がファンであるとされる。
登場人物 [編集]
レギュラー [編集]
車寅次郎:渥美清
主人公。職業は的屋で、各地を回って物を売っている。
諏訪さくら:倍賞千恵子
寅次郎の腹違いの妹。諏訪博と結婚して満男を産む。
諏訪博:前田吟
さくらの夫。満男の父。
車竜造(おいちゃん):森川信(第1作 - 第8作)→松村達雄(第9作 - 第13作)→下條正巳(第14作 - 第48作)
車つね(おばちゃん):三崎千恵子
諏訪満男:中村はやと(第1作 - 第8作、第10作 - 第26作)沖田康浩(第9作)→吉岡秀隆(第27作 - 第48作)
さくらの長男で、寅次郎からは甥にあたる。浪人生活を経て、城東大学に入学、卒業した。浪人中に、後藤久美子演じる及川泉に恋をする。晩年のシリーズでは寅次郎より満男と泉の関係にスポットを当てた作品も見られた。
桂梅太郎(社長・タコ社長):太宰久雄
御前様:笠智衆(第1作 - 第45作)
源公:佐藤蛾次郎(第8作を除く)
準レギュラー [編集]
川又登(寅次郎の舎弟):津坂匡章(現・秋野太作)(第1作 - 第5作、第9作 - 第10作、第33作)
坪内冬子(御前様の娘/第1作のマドンナ):光本幸子(第1作、第7作、第46作)
諏訪飈一郎(博の父):志村喬(第1作、第8作、第22作)
リリー(マドンナ):浅丘ルリ子(第11作、第15作、第25作、第48作)
お菊(寅次郎の母):ミヤコ蝶々(第2作、第7作)
桂あけみ(タコ社長の娘):美保純(第33作 - 第39作)
及川泉(満男の交際相手/マドンナ):後藤久美子(第42作 - 第45作、第48作)
及川礼子(泉の母):夏木マリ(第42作 - 第45作、第48作)
三平(くるまやの店員):北山雅康(第40作 - 第48作)
加代(くるまやの店員):鈴木美恵(第46作 - 第48作)
サブキャラクター [編集]
関敬六(シリーズ後半からは、寅のテキヤ仲間・ポンシュウ役)
桜井センリ(寅のテキヤ仲間など)
松村達雄(おいちゃん役の他に医者、定時制高校の教師、お寺の住職、教授役など)
米倉斉加年(交番の巡査、寅の恋敵役など)
笹野高史(足の速さを見込まれて・こそ泥、役所の事務員ほか多数)
すまけい(船長役など多数)
犬塚弘(同級生役など)
イッセー尾形(医師、車掌役など)
マキノ佐代子(朝日印刷所事務員役など)
谷よしの(初期はご近所さんが多く、他に寅さんが泊る旅館の仲居さん、地方の老婆役)
吉田義夫(旅の一座の座長役など)
岡本茉利(旅の一座の大空小百合役など)
あき竹城
津嘉山正種(オープニングに登場する絵描き役など)
石井均
アパッチけん
神戸浩
寺尾聰(警察官、泉の父役など)
石倉三郎
大滝秀治(寺の住職、古書店主役など)
映画シリーズ一覧 [編集]
作数 公開 タイトル マドンナ・共演者 ロケ地
1 1969年8月27日 男はつらいよ 光本幸子, 志村喬 京都府、奈良県
2 1969年11月15日 続・男はつらいよ 佐藤オリエ, 山崎努 京都府、三重県(柘植)
3 1970年1月15日 男はつらいよ フーテンの寅 新珠三千代, 河原崎建三 三重県(湯の山温泉)、鹿児島県(種子島)
4 1970年2月27日 新・男はつらいよ 栗原小巻, 横内正 愛知県(名古屋市)
5 1970年8月25日 男はつらいよ 望郷篇 長山藍子 千葉県(浦安市)、北海道(札幌市、小樽市)
6 1971年1月15日 男はつらいよ 純情篇 若尾文子 長崎県(長崎市、福江島)、静岡県(浜名湖)
7 1971年4月28日 男はつらいよ 奮闘篇 榊原るみ, ミヤコ蝶々, 田中邦衛 新潟県(越後広瀬)、静岡県(沼津市)、青森県(鰺ヶ沢町、弘前市)
8 1971年12月29日 男はつらいよ 寅次郎恋歌 池内淳子, 志村喬 岡山県(備中高梁)
9 1972年8月5日 男はつらいよ 柴又慕情 吉永小百合, 宮口精二 石川県(金沢市)、福井県(東尋坊)
10 1972年12月29日 男はつらいよ 寅次郎夢枕 田中絹代, 八千草薫 山梨県(甲府市)、長野県(奈良井)
11 1973年8月4日 男はつらいよ 寅次郎忘れな草 浅丘ルリ子 北海道(網走)
12 1973年12月26日 男はつらいよ 私の寅さん 岸惠子, 前田武彦 熊本県(天草、阿蘇)、大分県(別府)
13 1974年8月3日 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 吉永小百合, 宮口精二 島根県(津和野、温泉津)
14 1974年12月28日 男はつらいよ 寅次郎子守唄 十朱幸代 佐賀県(唐津市)、群馬県(磯部温泉)
15 1975年8月2日 男はつらいよ 寅次郎相合い傘 浅丘ルリ子, 船越英二 青森県(青森市)、北海道(函館市、長万部町、札幌市、小樽市)
16 1975年12月27日 男はつらいよ 葛飾立志篇 樫山文枝, 小林桂樹 山形県(寒河江市)、静岡県
17 1976年7月24日 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
(仮タイトルは『男はつらいよ 柴又の伊達男』) 太地喜和子, 宇野重吉 兵庫県(龍野市)
18 1976年12月25日 男はつらいよ 寅次郎純情詩集 京マチ子, 檀ふみ 長野県(別所温泉)、新潟県(六日町)
19 1977年8月6日 男はつらいよ 寅次郎と殿様 真野響子, 嵐寛寿郎, 平田昭彦 愛媛県(大洲市)
20 1977年12月24日 男はつらいよ 寅次郎頑張れ! 藤村志保, 中村雅俊, 大竹しのぶ 長崎県(平戸島)
21 1978年8月5日 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく 木の実ナナ, 武田鉄矢 熊本県(田の原温泉)
22 1978年12月27日 男はつらいよ 噂の寅次郎 大原麗子, 志村喬 長野県(木曽福島)、静岡県(大井川)
23 1979年8月4日 男はつらいよ 翔んでる寅次郎 木暮実千代, 桃井かおり 北海道(支笏湖)
24 1979年12月28日 男はつらいよ 寅次郎春の夢 香川京子 和歌山県、京都府、アメリカ合衆国(アリゾナ州)
25 1980年8月2日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 浅丘ルリ子 沖縄県、長野県(軽井沢)
26 1980年12月27日 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 伊藤蘭, 米倉斉加年 北海道(奥尻島・江差町)、徳島県
27 1981年8月8日 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 松坂慶子 大阪府、瀬戸内、長崎県(対馬)
28 1981年12月28日 男はつらいよ 寅次郎紙風船 音無美紀子 福岡県(秋月)、大分県(夜明)、静岡県(焼津市)
29 1982年8月7日 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 いしだあゆみ, 片岡仁左衛門 京都府(京都市、伊根)、長野県(信濃大町)、神奈川県(鎌倉市)、滋賀県(彦根市)
30 1982年12月28日 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎 田中裕子, 沢田研二 大分県(湯平温泉、別府鉄輪温泉、由布市)
31 1983年8月6日 男はつらいよ 旅と女と寅次郎 都はるみ 新潟県(佐渡市、新潟市、支笏湖)
32 1983年12月28日 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 竹下景子, 長門勇 岡山県(備中高梁)、広島県(因島)
33 1984年8月4日 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎 中原理恵, 渡瀬恒彦 岩手県(盛岡市)、北海道(釧路市、根室市、中標津町、養老牛温泉)
34 1984年12月28日 男はつらいよ 寅次郎真実一路 大原麗子, 辰巳柳太郎, 津島恵子, 米倉斉加年 鹿児島県(枕崎市・指宿市)、茨城県(牛久沼)
35 1985年8月3日 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾 樋口可南子, 平田満 長崎県(上五島)、天草市、秋田県(鹿角市)
36 1985年12月28日 男はつらいよ 柴又より愛をこめて 栗原小巻 静岡県(下田)、東京都(式根島)、静岡県(浜名湖)、福島県(会津若松市)
37 1986年12月20日 男はつらいよ 幸福の青い鳥 志穂美悦子, 長渕剛 福岡県(筑豊)、山口県(萩市、下関市)
38 1987年8月5日 男はつらいよ 知床慕情 竹下景子, 三船敏郎 北海道(斜里町)、岐阜県(岐阜市)
39 1987年12月26日 男はつらいよ 寅次郎物語 五月みどり, 秋吉久美子 奈良県(吉野)、和歌山県、三重県(志摩市、伊勢市二見町)
40 1988年12月24日 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 奈良岡朋子, 三田佳子 長野県(小諸市、松本市)、長崎県(島原市)
41 1989年8月5日 男はつらいよ 寅次郎心の旅路 竹下景子, 柄本明 オーストリア(ウィーン)、オランダ・(アムステルダム・スキポール国際空港)、宮城県(松島)、石川県
42 1989年12月27日 男はつらいよ ぼくの伯父さん 檀ふみ, 後藤久美子 佐賀県(佐賀市、古湯温泉、吉野ヶ里)、茨城県(袋田)
43 1990年12月22日 男はつらいよ 寅次郎の休日 夏木マリ, 後藤久美子 大分県(日田市)、愛知県(名古屋市)
44 1991年12月23日 男はつらいよ 寅次郎の告白 吉田日出子, 後藤久美子 鳥取県、岐阜県(奥恵那峡・蛭川)
45 1992年12月26日 男はつらいよ 寅次郎の青春 風吹ジュン, 後藤久美子 宮崎県(油津)、岐阜県(下呂温泉)
46 1993年12月25日 男はつらいよ 寅次郎の縁談 松坂慶子, 島田正吾 香川県(琴平・志々島・高見島)、栃木県(烏山)
47 1994年12月23日 男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 かたせ梨乃, 牧瀬里穂 新潟県(上越市)、滋賀県(長浜、西浅井町)、神奈川県(鎌倉市)、長崎県(雲仙)
48 1995年12月23日 男はつらいよ 寅次郎紅の花 浅丘ルリ子, 後藤久美子 鹿児島県(奄美大島)、岡山県(滝尾・津山)、兵庫県(神戸市)
特別編 1997年11月22日 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇 浅丘ルリ子 沖縄県

未撮影作品 [編集]
1996年12月28日公開予定 『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』(マドンナ:田中裕子 ロケ地:高知県)
1997年12月公開予定 タイトル不明(マドンナ:黒柳徹子[3] ロケ地:未定)
山田洋次は、最終作で寅次郎が幼稚園の用務員になり、子供たちとかくれんぼをしている最中に息を引き取り、町の人が思い出のために地蔵を作るという構想を早くから持っていた。このことは1990年8月25日に放送されたTBS『クイズダービー』(第754回)の第7問(三択問題)で出題されており、遅くとも同年時点でこの構想があったことがわかる(正解は1枠の北野大、3枠のはらたいら、5枠ゲストの山崎浩子)。なお、本シリーズにマドンナとして出演した実績がある、レギュラー解答者の竹下景子は、2枠の井森美幸と同様に「温泉のストリップ小屋(で眠るように死んでしまう)」と書いて不正解だった。
シリーズのロケ地 [編集]
『男はつらいよ』シリーズの撮影はほぼ全国で行われているが、高知県と富山県と埼玉県では撮影が行われていない(2008年12月5日放送のテレビ東京『日本のビックリ新発見!頭が良くなるヘンな地図』より)。 ただし、高知県では第49作の撮影が決定していた。また、セリフ上では第8作で高知へ行ったということになっている。

高知県と富山県では後に、『男はつらいよ」以後松竹の看板として国民的映画シリーズになった『釣りバカ日誌』において、連続して撮影が行われた。

海外撮影はアメリカ(24作)、オーストリア(41作)で行われた。

寅次郎花へんろと虹をつかむ男 [編集]
シリーズ第49作のマドンナは田中裕子で、その兄役で西田敏行が出演の予定だった。物語は、妹が中絶した子供の父親が寅さんかと兄が疑い、それから寅さんがこの兄妹の後見人になる、また泉と満男を結婚させる、というものだったらしい。公開日は1996年12月28日と決まり、秋からの撮影を控えていた。「渥美清の伝言」によると、1996年6月28日に秋から始まる撮影に向けて意欲を燃やしていたが、渥美の死去により実現しなかった。

公開予定の1996年12月28日にほぼ同じキャスト、ロケ地で『虹をつかむ男』が渥美清への追憶映画として公開された。倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆の三人はこの映画でも親子役である。渥美清もCGではあるが、1シーンだけ登場している。

寅次郎ハイビスカスの花 特別篇 [編集]
1997年に公開された『寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』は、根強い寅さん人気に応える形で作られた作品である。満男が寅さんを回想する内容で、タイトルになっている第25作『寅次郎ハイビスカスの花』だけではなく、第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』のシーンが使われている。映像技術の進歩によって製作できた作品とも言え、満男が見た幻としてCGの寅さんが登場した。主題歌を八代亜紀が歌っている。

有名なシーン・セリフ [編集]
有名なシーン [編集]
「寅のアリア」(第15作・男はつらいよ 寅次郎相合い傘)
リリーをキャバレーまで送った寅次郎は、そのあまりの環境の劣悪さに驚き、肩を落としてとらやに帰って来る。「俺にふんだんに銭があったら・・・」寅次郎は大ステージで歌い上げるリリーの姿を想像し、臨場感たっぷりにさくらたちへ語って聞かせる。寅次郎の切ないまでの愛情が渥美清の名演技によって表現されている。山田洋次によれば[4]、後日リリー役の浅丘ルリ子がこのシーンを見て涙を流していたという。このシーンに限らず、渥美清独特の語り口によってなされる“一人語り”はスタッフの間から「寅のアリア」と呼ばれていた。
「メロン騒動」(第15作・男はつらいよ 寅次郎相合い傘)
寅次郎の世話になった男から高級メロンをもらったとらやの面々。切り分けて食べ始めたところへ寅次郎が外出から戻ってくる。寅次郎の分をうっかり勘定に入れ忘れていたことに気付いた一同は、大慌てで場を取り繕うとする。そんなとらやの人々を心が冷たいと激しくなじる寅次郎だったが、リリーが核心を突いた言葉で一喝してしまう。
「ぼたんの涙」(第17作・男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け)
芸者のぼたんが200万円の大金を騙し取られるが、法の盲点を突いたやり口になす術が見つからない。悲嘆に暮れるぼたんを横目に寅次郎はすっと立ち上がり、優しく別れの言葉を告げてとらやを飛び出していく。相手のところへ殴り込みに行こうとする寅次郎の捨て身の愛情に触れたぼたんは、幸福の涙を流す。
有名なセリフ [編集]
男はつらいよシリーズには、繰り返し使用されるセリフが多数ある。以下はその代表例である。

「それを言っちゃあお仕舞いよ」
喧嘩の際においちゃんが言う「出てってくれ」に対して寅次郎が返すセリフ。第1作で渥美清が咄嗟に放ってしまったアドリブだったが、セリフの持つ意味に感心した山田洋次がその後脚本に多用するようになった。[5]
「相変わらず馬鹿か?」
柴又に帰ってきた寅次郎が、備後屋などの顔なじみと交わす挨拶。これも、もともとは渥美清のアドリブであった。
「結構毛だらけ猫灰だらけ」
商売の啖呵から派生している、寅次郎の口癖。投げやりになったり、すねている際などに吐くこともある。
主題歌 [編集]
男はつらいよ
渥美清 の シングル
B面 チンガラホケキョーの唄
リリース 1970年2月10日
ジャンル 歌謡曲
レーベル 日本クラウン

渥美清 シングル 年表
オー大和魂
(1968年) 男はつらいよ
(1970年) ごめんくださいお訪ねします
(1972年)


同名の主題歌レコードは1970年2月に日本クラウンから発売され、シングルで38万枚のセールスを記録した[6]。売り上げこそ平凡だが、映画の主題歌としては息の長い曲となった。

もともとは、後述するテレビ版の主題歌であり、当初の歌い出しは、妹が嫁に行けない事を嘆く内容だった。しかし、妹さくらが結婚したため、自分がやくざ者だと自嘲する歌詞に変更された。

第49作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』では、八代亜紀が主題歌を歌っていた。沢知恵がアルバム『いいうたいろいろ2』の中でカバーしている。

『男はつらいよ』
作詞:星野哲郎
作曲:山本直純
歌:渥美清
テレビ版 [編集]
テレビドラマ「男はつらいよ」
ジャンル テレビドラマ
放送時間 木曜日22:00~22:45(45分)
放送期間 1968年10月3日 - 1969年3月27日(26回)
放送国 日本
制作局 フジテレビジョン、高島事務所
演出 小林俊一
脚本 山田洋次、稲垣俊、森崎東
プロデューサー 小林俊一、白川文造
出演者 渥美清、長山藍子ほか
オープニング 「男はつらいよ」渥美清
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表・話・編・歴

映画第1作より前に、フジテレビ系列で山田洋次・稲垣俊・森崎東脚本の連続テレビドラマ『男はつらいよ』が放送された。1968年10月3日から1969年3月27日までの半年間、22時00分 - 22時45分に放送された。全26回。提供はいすゞ自動車、日本石油(現・新日本石油)、ニチバン。

経緯 [編集]
1966年にフジテレビで放送されていた、渥美清の連続テレビドラマ『おもろい夫婦』が大ヒットした。これをきっかけに、昭和40年代の同局では、渥美の連続ドラマが毎年のように放送されていた。本作は、フジの渥美ドラマ第3作にあたる。

制作は、フジテレビと高島事務所(当時の渥美が所属していた芸能事務所)。テレビ版は松竹の制作ではない。企画と演出はフジテレビ制作部のディレクター兼プロデューサー(当時)の小林俊一。同局の編成部では白川文造が係わった。

企画段階でのタイトルは『愚兄賢妹』という番組名だったが、フジテレビの営業から「愚兄賢妹では堅苦しくて番組として売り難い」と言われたため、タイトルを変更することになる。そして、北島三郎が唄っていた『意地のすじがね』の中にあった「つらいもんだぜ男とは」という歌詞をヒントに、小林俊一が『男はつらいよ』と命名した。山田は当時、この変更を快く思っていなかった[要出典]。

他にも、同時期にTBS系列で放映されていた渥美清主演のテレビ映画『泣いてたまるか』の、最終回のタイトルが「男はつらい」であり、この回の脚本を山田洋次が書いていたことも決め手となった。タイトル変更の経緯から、『意地のすじがね』の作詞者でもあった星野哲郎に、主題歌の作詞が依頼されることになる。

放送とその後 [編集]
船山馨原作のベストセラー小説をドラマ化した『石狩平野』が不調で、1年の放送期間が半年に短縮された。これにより、秋の番組編成に穴が空いてしまったため、本作の放送時間が木曜夜10時となる。今でこそ木曜夜10時はフジの独擅場だが、当時のこの時間帯は他局が圧倒しており、苦戦のフジは同局の渥美ドラマの人気で打破したい思惑もあった。

放送開始当初こそ視聴率は苦戦を続けたが、回数を重ねる毎に少しずつ上昇していき、番組終了までに最高で20%台を達するまでになった。視聴率としては高いとは言えないが、当時の状況を思えば大健闘の数字である。このため、当初は3ヶ月・13回の放送予定を、半年・26回に延長した。

最終回で寅次郎は、ハブ狩りで一儲けしようと奄美大島に出かけるが、そのハブに噛まれて死んでしまう。寅次郎を死なせたことで、視聴者からはテレビ局に抗議の電話が殺到、これが映画化に繋がった。しかし、当時はまだテレビ番組の地位が、映画から見てかなり低く見られていた時代であった。松竹は、テレビ番組の映画化に難色を示していたが、山田洋次と松竹プロデューサー上村力の説得に折れる形で映画化された。

映像の現存状況 [編集]
テレビ版の映像は、フジテレビのライブラリーには第1回と最終回だけしか現存していない。その理由としては、以下の事柄も関係している。

当時のVTRの規格が2インチで、機器・テープ共に高価だった。
当時は著作権法などの絡みで、番組の資料保存が制約されていた。
番組保存の概念が希薄だったことや、白黒番組が二次使用で商売になることは想定しなかった。
そのため当時、ビデオテープは放送後に使いまわされるのが普通であった。現在、全話の再放送および全話収録の完全版映像ソフトの製作・発売は不可能とされている。

現存する第1回と最終回については、1997年2月にフジテレビよりVHSで、2008年8月に松竹よりDVDでソフト化された。これらのビデオソフトでは、欠落した回も写真で紹介するほか、スタッフによる企画の誕生などのエピソードが収録されている。また、横浜市にある放送ライブラリーでは、第1回を閲覧することができる。  

出演者 [編集]
車寅次郎:渥美清
さくら(櫻):長山藍子
車竜造(おいちゃん):森川信
車つね(おばちゃん):杉山とく子
雄二郎(※自称・寅の実弟。タネ違いの弟):佐藤蛾次郎
諏訪博士(※医師):井川比佐志
坪内散歩(※英語の先生、寅の恩師):東野英治郎
坪内冬子(※マドンナ。寅とさくらの幼馴染):佐藤オリヱ
鎌倉ミチオ(※さくらの恋人):横内正
冬子の恋人:加藤剛
川又登(※寅の舎弟でとらやの従業員):津坂匡章
フジテレビ系 木曜22時枠
前番組 番組名 次番組
石狩平野 男はつらいよ ブラックチェンバー

アニメ版 [編集]
渥美清没後2年の命日を記念して、1998年8月7日19時に、高井研一郎作画のコミック版を元に、映画シリーズ第11作の『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を参考にした『アニメ 男はつらいよ〜寅次郎忘れな草〜』が、TBS『金曜テレビの星!』で放映された。

視聴率は7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、TBSの予想よりは不振に終わった。

その後、2009年1月25日に、バラエティ番組『快感MAP』(テレビ朝日)で再放送された。

キャスト [編集]
寅さん:山寺宏一
リリー:冬馬由美
さくら:岡本茉利
博:大塚芳忠
竜造:矢田稔
つね:東美江
タコ社長:峰恵研
御前様:槐柳二
源公:龍田直樹
満男:増田ゆき
備後屋:田原アルノ
栗原・夫:岡部政明
栗原・妻:種田文子
あや子:荒木香恵
進一:津村まこと
水原:志賀克也
めぐみ:菊地祥子
良吉:塩屋浩三
母親:有馬瑞香
司会者:星野充昭
社員A:小野塚貴志
社員B:鈴木正和
マサル:喜田あゆみ
少年A:黒田やよい
隣人:坂東尚樹
スタッフ [編集]
原作:山田洋次
製作総指揮:村田英憲
製作協力:荒井雅樹(大船撮影所)、林律雄、高井研一郎
プロデューサー:小野辰雄、山村俊史(TBS)
アニメーションプロデューサー:出崎哲
音楽:山本直純
キャラクターデザイン・総作画監督:小林ゆかり
音響監督:加藤敏
美術監督:阿部幸次
色彩設定:西川裕子
撮影監督:岡崎英夫
演出:棚橋一徳
文芸:小出一巳
絵コンテ・総監督:四分一節子
原著作・協力:松竹
制作協力:マジックバス
テレビ版アニメ製作:エイケン、TBS
関連番組 [編集]
BSスペシャル 渥美清の寅さん勤続25年(NHK-BS2、1995年1月15日)
クローズアップ現代 寅さんの60日(NHK総合、1995年12月11日)
本作をもとにしたキャラクターが登場する作品 [編集]
フーセンのドラ太郎 - 『男はつらいよ』のアニメ版ということで、同作品のキャラクターを猫と鼠が演じた1981年放映のアニメーション。
ゲゲゲの鬼太郎 - ねずみ男が、寅さんと同様の格好をして放浪する回がある。その際、寅さんのおなじみのセリフをこぼす。
ガンバの冒険(11話 ペテン師トラゴローを追え) - 寅さんをモチーフにしている「トラゴロー」というキャラクターが登場。
きらりん☆レボリューション - 寅さんに似た格好をしている「ふーさん」が登場している。
ドラえもん - 寅さんをモチーフにしたと思われる虎猫ロボットの「トラえもん」が登場している。またドラえもんも作中で、のび太と喧嘩した際には度々「それをいったらおしまいだよ」と言っている。
地獄先生ぬ〜べ〜 - 原作のエピソードで、マウスが増殖し誰も手がつけられなくなるという話で、そのマウスを売る男が寅次郎をモチーフにしている。ただ、諸悪の根源という意味合いから、寅さんというよりも悪魔じみた感じで描かれている。
かいけつゾロリ - 寅さん、さくら、おいちゃん、おばちゃん、たこ社長を意識したキャラクターが89話に登場した。
魔弾戦記リュウケンドー - 随所に本作へのオマージュが散りばめられており、特に登場人物の一人「ガジロー」は、佐藤蛾次郎が演じた源公そのままのキャラクターで、佐藤の実子・佐藤亮太が演じる。
サラリーマンNEO(NHK) - キャラシリーズに「渥美トラ次郎」という虎模様の猫がいる。これは渥美と寅次郎をかけたものである。
超力戦隊オーレンジャー-第43話に登場したマシン獣「バラペテン」は、人間体として寅さんに似た「フーテンの熊」に化けることができる。
炎神戦隊ゴーオンジャー - 第21話に登場した「フーセンバンキ」は、公式ホームページによるとフーテンとフーセンをかけており、寅さんに似た言動や帽子、カバンを持っている。その声も、寅さんの物まね芸人である原一平が担当している。
ぜんまいざむらい - 寅さんの名前を意識した「どろぼう猫の虎次郎」という猫が登場した。(虎も猫科の動物で猫に虎とつける話は本作の映画にもある)
天才てれびくんMAX- 天てれドラマ「ダーリンは11さい?!」の最終話に登場した的屋のかっこう及び口上は明らかに寅さんのものである。



脚注 [編集]
1.^ 『寅次郎忘れな草』、『寅次郎相合い傘』、『寅次郎ハイビスカスの花』の3作
2.^ 2007年1月8日放送芸能人雑学王決定戦より
3.^ 渥美清没後10年の命日を記念して掲載された2006年8月4日の北日本新聞のコラム「天地人」より
4.^ 2007年1月6日NHK放送「寅さんレビュー」
5.^ 男はつらいよ 全巻BOX 特典DVD「寅さんが遺してくれたもの」
6.^ 作詞家・星野哲郎氏が語る「男はつらいよ」(インターネット・アーカイブのミラー)
関連項目 [編集]
柴又帝釈天
啖呵売
的屋
虹をつかむ男
フーセンのドラ太郎
松竹
松竹大船撮影所
釣りバカ日誌 - 『男はつらいよ』以後の松竹を代表するシリーズ
野口よういち - 寅さんの格好、ものまねにより柴又のガイドをしている芸人。
外部リンク [編集]
公式サイト [編集]
寅さんの世界 - 松竹
関連サイト [編集]
柴又帝釈天門前 とらやごく初期の頃、撮影に使った和菓子店(撮影当時の屋号は“柴又屋”)
高木屋のホームページ映画撮影に積極的に協力していただんご屋
葛飾柴又寅さん記念館
江戸川寅次郎国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所
渥美清こもろ寅さん会館 (長野県小諸市)
研究サイト [編集]
さすらいの月虎
TV版寅さんサイト通信
男はつらいよ覚え書ノート
寅さんのいる町〜葛飾柴又をゆく〜



[隠す]表・話・編・歴男はつらいよ

1-12作 男はつらいよ - 続・男はつらいよ - フーテンの寅 - 新・男はつらいよ - 望郷篇 - 純情篇 - 奮闘篇 - 寅次郎恋歌 - 柴又慕情 - 寅次郎夢枕 - 寅次郎忘れな草 - 私の寅さん

13-24作 寅次郎恋やつれ - 寅次郎子守唄 - 寅次郎相合い傘 - 葛飾立志篇 - 寅次郎夕焼け小焼け - 寅次郎純情詩集 - 寅次郎と殿様 - 寅次郎頑張れ! - 寅次郎わが道をゆく - 噂の寅次郎 - 翔んでる寅次郎 - 寅次郎春の夢

25-36作 寅次郎ハイビスカスの花 - 寅次郎かもめ歌 - 浪花の恋の寅次郎 - 寅次郎紙風船 - 寅次郎あじさいの恋 - 花も嵐も寅次郎 - 旅と女と寅次郎 - 口笛を吹く寅次郎 - 夜霧にむせぶ寅次郎 - 寅次郎真実一路 - 寅次郎恋愛塾 - 柴又より愛をこめて

37-48作・特別編 幸福の青い鳥 - 知床慕情 - 寅次郎物語 - 寅次郎サラダ記念日 - 寅次郎心の旅路 - ぼくの伯父さん - 寅次郎の休日 - 寅次郎の告白 - 寅次郎の青春 - 寅次郎の縁談 - 拝啓車寅次郎様 - 寅次郎紅の花 - ハイビスカスの花 特別篇

関連項目 松竹 - 渥美清 - 山田洋次‎ - 柴又 - 柴又帝釈天

「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E3%81%AF%E3%81%A4%E3%82%89%E3%81%84%E3%82%88」より作成
カテゴリ: 雑多な内容を箇条書きした節のある記事 - 2009年7月 | 出典を必要とする記事 | 男はつらいよシリーズ | フジテレビのテレビドラマ | 1968年のテレビドラマ | 1969年の映画 | 京都府を舞台とした作品 | 日本クラウンのシングル | 1970年のシングル表示
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